ソフトバンクショップ店員の日記

つらづら書いていきます。

5Gの電波って危険なん?5G解説しつつ持論を語る

お世話になります。

 最近、というかちょっと前くらいから5Gの電波は危険とか健康被害があるとかなんとか言われる事があるんで、そこについてちょっと語って見みようと思います。

とはいっても電波の専門家とか健康被害に詳しいとか、そんなことは一切ないただのショップ店員の考察です。

5Gってなんなのとかそういうとこを解説しつつ、僕なりの見解を述べていきます。

現状は別に問題なさそう

早速結論として、現状は5Gの電波は健康被害はないんじゃないかなって思ってます。

理由としては、現状その辺で飛んでる電波と周波数が対して変わらないからです。

5Gってそもそも何なん

理由を詳しく話す前に、まず5Gって何なんってとこから説明していこうと思います。

5Gは「大容量、高速通信」「低遅延」「多数接続」ってとこが今より進化する5世代目の通信規格です。

よく「5G」を「5ギガ」とかって思ってる方もいるんですが、「5G」の「G」は「Generation」の略で「世代」の意味で使われています。

4Gは4世代目、3Gは3世代目みたいな感じ。

それで先程言った通り「混雑することなく低遅延に高速通信」をすることが出来るようになるらしいんで、自動運転とか遠隔操作とか、なんか医療現場でも役立つとかで生活に色々関わってくる技術です。

5Gと4Gの違い

5Gは通信が早くなるのはわかった、じゃあ今までの4Gとは何が違うんだってとこなんですけど、電波の周波数が違います。

これ結構誤解があるとこで、4Gと5Gで電波の強弱って別に変わんないです。周波数が違うだけです。

ラジオとかもそうですけど、電波って〇〇Hz(ヘルツ)とかって単位で周波数があります。

f:id:oshimanami:20201005195045j:plain

EMF-Portal | 概論 (周波数、波長、振幅)

こんな図をみたことある人も多いと思いますが、1秒間にどれだけ電波の波があるかっていうのが周波数です。

周波数が高いってことは細かい波がたくさんある電波ってことですね。

それで、5Gは4Gよりも高い周波数の電波が使われています。

f:id:oshimanami:20201005202931p:plain

第4世代移動通信システム - Wikipedia

Wikipediaから、4Gはこんな感じで結構ばらつきがあるんですけど

3キャリアが使ってるのは700MHz~3.5GHzの帯域です。

で、一般的に700MHz~900MHzが繋がりやすい「プラチナバンド」って言われる周波数で、

3.5GHzとかは主に「キャリアアグリケーション」っていう高速通信する時用みたいな感じです。

f:id:oshimanami:20201005200125p:plain

第5世代移動通信システム - Wikipedia

5Gはこんな感じ。

今んとこキャリアに割り振られてるのが3.6GHz~4.7GHzくらいと、28GHz前後の帯域で、

4Gとそんなに変わらん帯域と、めっちゃ高い帯域に分かれてます。

これがいわゆるSub6とミリ波で、3.6GHz~6GHzの周波数帯がsub6、やけに高いほうがミリ波です。

現状、Sub6に対応してる5G端末がほとんどで、ミリ波対応のものはほとんどありません。

まあ電波塔とかもほとんどないからしょうがないね。

周波数が高いと何なん?

5Gと4Gの違いが電波の周波数って事はわかった、じゃあ周波数が高いと何があるん?ってことなんですけど、周波数の高い低いは電波の伝わり方と伝達量に影響します。

周波数が高いと伝達量は多いけど直進的な電波で、周波数が低いと障害物を回り込みはするけど伝達量が少ない電波ってことになります。

周波数が低い700MHz~900MHzが繋がりやすいプラチナバンドなのはこの特性があったからですね。

5Gだと電波塔の数を多くしないとダメ

で、さっき言った電波の特性から5Gの電波は周波数が高いから障害物に弱いってことになります。

ということは5G電波をどこでも拾えるようにするとなると電波塔をあちこちに設置しないと難しいって話です。

こういうことがあるんで5Gがまだ全然普及してきてないって事です。

Sub6ですらまだまだって感じなんで、もっと電波塔が必要になるミリ波が実用的になるのは結構先の話になると思います。

sub6のうちは問題ないと思うけどミリ波はわからん

ってことでちょっと長くなったんですけど5Gの電波についてでした。

結論に戻るんですけど、5Gの電波は現状問題はないと思うっていうのが僕の持論で、

Sub6がメインのうちは問題ないと思ってます。

っていうのもSub6と同じくらいの帯域の電波ってもうすでに結構の人が浴びてると思うんです。

で、それがWi-Fiって話なんですけど、Wi-Fiって最近だと電波が2.4GHzと5GHzの2種類あります。

5GHzは速度は早いけど部屋によっては繋がらないとか、2.4GHzは速度は遅いけど5GHzよりつながる範囲が広いとかそんなのがあると思いますが、もう日頃から5GHzの電波を浴びて暮らしてるわけです。

さっき言ったWikipediaの表によると3.6GHz~4.7GHzが現状のSub6なんで、むしろWi-Fiの5GHzより低い格好になってます。

なんでSub6がメインのうちは問題ないと思うんですけど、超高い周波数のミリ波になるとわかんないです。

周波数が高くなることで健康被害が出るとかってのもあるかもしれないし、電波の特性上電波塔もボコボコたくさん建てる必要がありますから多くの電波を浴びることになります。

この辺は前例もなければググってもよくわかんなかったんで、どうなるかはわからないです。

まとめ

以上、5Gの電波について語ってみました。

調べていくうちにミリ波の普及はまだまだ先って事を感じてきたんで、ミリ波対応とかは特に気にせずXperia5 Ⅱを買おうかなって気になってきました。

まあ日本は色んな理由からこういうことの後進国だと思ってるんで、しばらくはあんまり気にせず暮らしていこうと思います。